【意外と知らない?!雇用形態・勤務形態の種類について】製造業で働きたいあなたは必見!

私たちの働き方を選ぶうえで、知っておきたい雇用形態の種類。
これから製造業で働くあなたへ。
工場の勤務形態も併せて分かりやすく解説します。

目次

意外と知らない? 雇用形態の種類について

雇用形態の分類

まずは基本の雇用形態の種類についてしっかり理解していきます。
雇用形態は大きく区分されます。

正規社員・非正規社員

正規雇用とは、雇用期間に期限がない無期雇用の働き方でいわゆる「正社員」が該当します。企業との直接雇用で、一般的にフルタイム勤務が基準となりますが、3歳未満の子どもを育てている場合や企業の制度によっては1日6時間などの短時間勤務も可能です。

非正規雇用は、正規雇用以外のすべての雇用形態を指します。契約更新の可能性はあるものの、有期雇用であることが最大の特徴です。非正規雇用には、パートやアルバイトのほか、契約社員や嘱託社員、派遣社員等も含まれます。

直接雇用と間接雇用

直接雇用は企業と従業員が直接契約を結ぶ方法で、正社員やパート・アルバイト、契約社員などが該当します。
一方、間接雇用は派遣社員が該当し、人材派遣会社(派遣元企業)と雇用契約を結んだうえで派遣先企業で働く方法です。

雇用形態の種類

正社員は雇用期間に定めのない雇用形態です。企業と長期雇用を前提に労働契約を結びます。社会保険や交通費、住宅手当といった福利厚生が完備され、賞与・退職金が支給されるケースが多いでしょう。配属先や職種によっては転勤や残業を求められる場合があります。

フルタイム正社員

正社員の中でも、企業が定める就業規則の所定労働時間の上限まで働く雇用形態です。1日8時間、週40時間働きます。正規社員と呼ぶケースもあります。企業の中心として働き、その発展を大きく担う存在です。昇進により、重要な役職に就くこともあります。
*直接雇用・間接雇用

短時間正社員

短時間正社員は、フルタイム正社員と比べると所定労働時間(日数)が短い雇用形態です。厚生労働省は、短時間正社員を「雇用期間の定めがない」「時間あたりの基本給や退職金の算定方法がフルタイム正社員と同じである」と定義しています。
家庭の事情でフルタイムで働けない方も活躍できる制度です。

非正規社員

非正規社員は雇用期間に定めがある雇用形態です。労働時間はフルタイム正社員と同等か短く、給与・福利厚生面は正社員と比べると充実していない場合が多いです。
非正規社員の種類は「派遣労働者」「契約・嘱託社員」「パートタイム労働者」等が挙げられます。派遣労働者は「間接雇用」で、それ以外は企業に「直接雇用」される形となります。

派遣社員

派遣労働者は、雇用主と就業先が異なる雇用形態です。まず、労働者は派遣会社と雇用契約を結びます。そして、派遣元と労働者派遣契約を結んでいる派遣先で働きます。業務の指揮・命令を行うのは派遣先です。派遣労働者は派遣元の福利厚生を利用可能です。
厚生労働省では、雇用主と就業先が異なることで起こり得る問題の発生を危惧し、「派遣労働者法」で派遣労働者のためにさまざまな規定を設けています。同法において、問題発生時は派遣元と派遣先が責任を分担するとしています。

契約社員

契約社員(有期労働契約)は、雇用期間に定めがある雇用形態です。契約期間の上限は3年のケースがほとんどで、期間満了により労働契約は自動で終了します。しかし、高度な専門知識をもつ人や60歳以上の人の上限は5年間です。さらに、同じ事業主のもとで5年以上働いた場合は、双方の合意があれば期限のない契約社員への転向が可能です。

嘱託社員

定年後に再雇用される雇用形態です。正社員と同等の契約内容だったり、労働時間が短い分、給与が安くなったりと、嘱託社員の扱いは企業により異なります。

アルバイト・パート

パートタイム労働者は、同企業内の正社員と比べて所定労働時間が短く、雇用期間に定めがある雇用形態です。企業がパートタイム労働者を雇う際は「パートタイム労働法」に則り、労働条件や昇給・賞与の有無といった、所定文書の明示・交付を義務化しています。
また、業務態度・内容の公正な評価・判断を行い、正社員への転換といった適切な措置に取り組まなければいけません。

雇用形態と社会保険の加入条件

社会保険は、雇用形態や勤務時間・収入によって加入条件が異なります。非正規社員であっても、条件を満たしていれば社会保険に加入できます。社会保険種別の加入条件は以下のとおりです。

社会保険の加入条件
・雇用保険
週20時間以上勤務する場合、正規・非正規社員が対象です。
・労働災害保険
すべての労働者が対象です。
・厚生年金、健康保険
加入条件が2つあります。1つは、就業時間が正社員の4分の3以上(おおむね週30時間以上)です。もう1つは、以下の項目すべてを満たしていれば加入対象です。
1.所定労働時間週20時間以上
2.月額賃金88,000円以上
3.勤務期間1年以上見込み
4.従業員数501名以上の企業(500名以下の企業は別途条件有)
5.学生は不可

社会保険の加入条件を把握しておくことは働くあなたの権利を守ることにつながります。
必ずチェックして不明点は雇用主に聞いておくことが大切です。

未経験のあなたは必見!工場の勤務形態

夜勤とは

工場など交代制の勤務形態をとる職場では、「夜勤」という働き方が一般的です。
夜勤とは深夜時間に労働することで、深夜労働の時間帯は「午後10時から午前5時まで」と労働基準法第61条で定義されています。また、深夜時間の労働には25%以上の割増賃金を支払われます。

夜勤のメリットとは

多くの人が仕事を終え、休んでいる時間に働く夜勤。生活のリズムが狂ったり、体力的に大変そう…というイメージがありますが、夜勤で働くメリットにはどのようなものがあるのでしょう。

・給料が高い
労働基準法で夜の22:00~翌朝5:00までは時給を25%高くするように定められています。そのため、夜勤は給料が高くなります。

・通勤ラッシュを避けることができる
なんだそんなことか…と思うかもしれませんが、月曜から金曜までの平日勤務の方は毎日満員電車に嫌でも乗らなくてはならず、そのストレスはかなり大きいです。その点、夜勤は快適に通勤できます。

・昼間の時間を活用することができる
平日勤務の方の悩みとして、有給を使わない限り役所や銀行窓口に行ける機会がなかなかないというのを耳にしますが、夜勤の場合は早くても夕方からの勤務になりますので、平日の昼間の時間を有効活用することができます。

交代勤務とは

交替勤務は、シフト勤務とも呼ばれており、出勤の時間帯や月の休日取得日を決めて働く制度のことです。例えば、工場や警察、病院、コンビニなどは、24時間稼働していますが、従業員を24時間働かせることはできません。そのため、労働時間をシフト制にして、交替勤務で従業員を勤務させることで、事業を運営します。また、交代制勤務は、必ずしも24時間稼働している業種に限りません。

2交替

2班2交替


2班(=チーム)を、24時間・土日休みで、2交替(日勤/夜勤)になるシフトです。
あまり一般的ではなく、当社の求人でもこちらを採用している工場は少なめ。
土日がお休みになるのが嬉しいポイント。

3班2交替


3班(=チーム)、24時間、土日休みナシで、2交替(日勤/夜勤)になるシフトです。
月の1/3がお休みで、先の予定が立てやすいのが魅力的なメリットです。
当社の求人では4勤2休(=4日出勤して2日休み)のシフトが多いです。

4班2交替


4班(=チーム)、24時間、土日休みナシで、2交替(日勤/夜勤)になるシフトです。
拘束時間は長いですが、月の半分がお休みになり、オンもオフも充実させる事ができます。
連続2交替
4班(=チーム)、24時間ではない・土日休みナシで、2交替(日勤/夕勤)になるシフトです。
トヨタをはじめ、自動車メーカーの期間工などで採用されているシフトです。

3交替

3班3交替


3班(=チーム)、24時間、土日休みで、3交替(日勤/夕勤/夜勤)になるシフトです。
24時間稼動のシフトの中では働きやすいです。

4班3交替


4班(=チーム)、24時間、土日休みナシで、3交替(日勤/夕勤/夜勤)になるシフトです。
1日7~8時間程の勤務シフトなので、体への負担は少なめです。
このシフトだと基本的に残業がありません。
<勤務時間の一例>
日勤 6:50~15:00、夕勤 14:50~23:00、夜勤 22:50~翌7:00

このように夜勤、交替勤を正しく理解することで、あなたのライフスタイルやライフステージに合った働き方が可能です。夜勤は大変そう。交替勤ってよく分からないと思っている方はメリット、デメリットを吟味したうえでお仕事を選んでみて下さい。

まとめ

製造業で仕事を探しているあなたへ。
工場の雇用形態、勤務形態を理解することは、せっかくの転職がミスマッチに終わってしまうリスクを防ぐことにつながります。

工場での仕事は、性別・年齢・ライフステージ関わらず、あなたの「今の状態」に最適な仕事が選べることが特徴です。
例えば、女性なら清潔な環境は嬉しいですよね。目的意識を持ってお金を稼ぎたい方なら高時給で住まいも無料で用意されるお仕事なら効率的。まだまだ頑張りたいシニアの方向けの仕事などです。

そんなお仕事をお探しのあなたは工場のお仕事専門サイトを覗いて見て下さい。
きっとあなたに合ったお仕事が見つかるはず。

工場求人ナビ

本記事がミスマッチの無い仕事選びの一助になれば幸いです。

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この記事を書いた人

IT業界で製造領域に携り7年

業界知識や課題、採用、転職、お金にまつわることなど、
製造業界で働くあなたや、製造業界に関わるあなたへ
知っておきたい情報をわかりやすくお伝えします
「働くあなたを元気にしたい」をモットーに投稿していきます

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