日々働く私たちの給料を適切に運用し、増やしていく方法を考察していきます。
2021年10月29日未明の技術カンファレンス Connect 2021 で、Facebookの最高経営責任者マーク・ザッカーバーグがブランド変更を正式発表しました。新しい名称は「Meta」(メタ)。
新ブランドは、VRやMRといった技術で実現する次世代のプラットフォーム、あるいは新しいインターネットの姿である「メタバース」に注力する姿勢、メタバース・ファーストなソーシャルテクノロジー企業であることを示すブランドとしています。
Facebookの社名変更もあり、私たちの間でもしばしば耳にする「メタバース」という言葉。
一体何なのか。今後どのような成長をしていくのか、それに対して私たちはどのような投資機会があるのか考察します。
・メタバースとは何か
・関連する仮想通貨の種類
メタバースとは何か?
メタバースとはSF作家ニールスティーブンスンによる造語が由来で、「インターネット上に構築された仮想の三次元空間でアバターなどを用いて接続する環境」とされています。
現在メタバースはフェイスブック・ホライゾンのような「完全な仮想世界」とポケモンGOなどの「現実空間内包型」に分かれます。
また、米ベンチャー投資家のマシュー・ボール氏が2020年にメタバースの定義を示しました。
①永続的であること:(一時停止やリセットは存在せず、無限に続くこと)
②同期的であること:実社会と同じように同期的な状態
③無限の同時接続ユーザーであること:ユーザーそれぞれが存在感をもつ
④完全に機能した経済であること:個人や企業が価値を生み出し報酬を得られる
⑤実社会との垣根がないこと:リアル/バーチャル、オープン/クローズ、プライベート/パブリックにまたがる体験になる
⑥相互運用性があること:プラットフォームの垣根を越えた体験
⑦幅広い人々のこうけんがあること:個人や企業がコンテンツや体験を提供する
このような条件を満たすことがメタバースとされ、ただVRワールドで活動するだけのでは、メタバースとよびません。
時間と共に拡張され、現実世界を仮想化したインターネットエコノミーのことをメタバースとよびます。
NFTとメタバース
メタバースにおけるNFTは土地や不動産、音楽、アート、ファッション、メタバース用のアバターやメタバース空間そのものがNFTとして取引されています。
メタバース上に存在するほとんど全てが「NFT×メタバース」と言ってもいいくらいです。
ノンファンジブルとは代替不可能と言う意味で、一つ一つが唯一無二と言うことです。
簡単に言うと「世界で一つだけのデジタル資産」です。

代表的なメタバース×NFT
Decentraland(ディセントラランド)
NFTであるDecentraland上の土地やアイテムは、Decentraland内のNFTマーケット上で独自トークンのMANAを用いて売買ができます。
またOpenSeaなどの外部のNFTマーケットに持ち出せば、イーサリアムなどの仮想通貨で売買することも可能です。
そのため需要のあるNFTのアイテムを手に入れたり、つくり出したりすれば、Decentralandで遊びながらそれらを売って収益化することができます。
Decentralandのユーザーは、MANAで仮想空間のLANDを購入することで、土地の所有権を入手できる。購入した土地に建物などのオブジェクトを配置したり、デジタルアートからアバターアイテム、ゲーム(体験型コンテンツ)など、さまざまなエンタメ要素を作り出すことが可能です。
こうしたオブジェクトやアイテム、ゲーム体験は、イーサリアムの共通のNFT規格であるERC-721トークンとして発行され、Decentraland内または対応するNFTマーケットプレイスなどで売買されています。
LANDの所有者は、ゲームやバーチャルカジノなど、自分で作成したコンテンツや体験をLAND上で課金コンテンツとして展開することも可能。
その他のユーザーは、Decentraland内のコンテンツを探索し、NFTを購入したりゲームを体験したりといった具合に、MANAを使って楽しむことができます。
DecentralandではNFTとMANAを使ったエコシステムが成立しており、収益化も可能なのだ。人気のあるコンテンツや限られたLANDの所有権は、高額で取引が行われています。
Crypto Voxels(クリプトボクセルズ)
Cryptovoxels(クリプトボクセルズ)は、ブロックチェーントークン(NFT)を活用したメタバースを提供しているウェブアプリケーションです。
クリプトボクセルズの仮想都市オリジンシティのなかにある、土地・建物や、そこにかざられている絵画や芸術作品などは、NFTになっています。それらの、土地・建物や、絵画などのトークン(NFT)は、売買することができます。
したがって、自分の土地を買って、そこに自分の好きなように建造物をつり、建物内に、自分の好きな絵画や芸術作品をかざることができます。
また、Cryptovoxelsクリプトボクセルズの仕組みをうまくつかえば、この仮想都市のなかで、人を集めてイベントを開催することも可能です。
Sandbox(ザ・サンドボックス)
The Sandboxはユーザー作成型のゲームであり、ユーザーはプリセールで売りに出されるメタバースの土地(LAND)を買い、キャラクターやアイテム・ゲーム・イベントを作成し、それらをNFT化して市場で取引できます。
ゲーム自体は10年ほど前からパソコンやスマートフォンなどで存在しています。2019年10月時点に既に4,000万ダウンロード・月間ユーザー100万人以上と、注目度の高いプロジェクトです。
ブロックチェーンゲーム版のThe Sandboxは、イーサリアム上に展開されるゲーム空間のプラットフォームだと考えてください。ブロックチェーンゲームでは、ユーザーがゲーム内でのポイントを仮想通貨として受け取ったり、獲得したアイテムを他のプレイヤーに販売したりできます。
The Sandboxの初期投資家には、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーで成功したゲーム業界大手のスクエア・エニックスや、アタリコンピューター、NFTの元祖「CryptoKitties(クリプトキティ―ズ)」を生み、「NBA TOP SHOT」でも成功したDapper Labsなどが名を連ねます。加えて2021年11月には、ソフトバンクグループ(SBG)傘下のビジョン・ファンド2などから9300万ドルを調達したことが報じられてます。
日本では仮想通貨取引所コインチェックのNFTマーケットプレイス(β版)で、The Sandboxの仮想空間上の土地(LAND)が販売され、すぐに完売したことでも話題となりました。
コレクティブルNFT流行とメタバース
2021年にVisaがCryptopunks(クリプトパンクス)と呼ばれるドット絵のアバターを1700万円で購入したことが話題になっています。
コレクティブルNFTは、人物やそれに相当する動物やアートが描かれた作品群です。
同じフォーマットで違う絵柄が1万種類ほど存在し、それらは全てかぶりなく、同じ絵柄が一つもないことが特徴です。
それらはNFT上のアイコン等に活用されています。
仮想世界であるメタバースでも同族意識や仲間意識を持つために(現実世界で好きなアーティストのTシャツを着るように)メタバース上のアバターにもそれらは反映される為、メタバース上のコミュニティ形成の為にコレクティブルNFTが活用されています。
メタバース関連仮想通貨
これまでの説明でメタバースについて何となくイメージできましたでしょうか。
ここからが本題の私たちの給料をメタバーストレンドに乗って増やす方法をお伝えします。
それはメタバース上で取引に使用される各種の仮想通貨に投資し、運用することです。
ここでは、NFTではなく、あなたも今すぐ始められる仮想通貨を取り上げます。
イーサリアム(ETH)
通貨(トークン名) イーサリアム
ティッカーシンボル・単位 ETH
現在の価格(2022年1月時点)約37万円
時価総額(2022年1月時点)約44兆円

イーサリアムは、スマートコントラクト機能を備えた分散型アプリケーションプラットフォームです。
イーサリアムで様々なアプリを作ることができます。
作れイーサリアム上で使われる通貨はEther(イーサ)といい、イーサリアムを利用する際にかかる手数料をGas(ガス)と呼びます。
ビットコインよりも複雑な取引や契約が行えるようになっています。取引の承認に使うブロックの生成間隔も、ビットコインは約10分であるのに対し、イーサリアムは約15秒と短く、大量の取引をより速く行うことが可能です。
そして、メタバースにおけるブロックチェーンが活用されるとき、現状ではイーサリアムの基盤が多く使われています。
尚、NFTもほとんどが、このイーサリアムブロックチェーンを基盤としています。
ザ・サンドボックス(SAND)
通貨(トークン名)SAND
ティッカーシンボル・単位 SAND
現在の価格(2022年1月時点)約583円
時価総額(2022年1月時点)約5,351億円
ザ・サンドボックスはイーサリアムブロックチェーンを基盤としたゲーム。
SANDはそのゲーム内で使える仮想通貨です。
The Sandboxではゲームやジオラマをつくることができるだけでなく、ゲーム内で使えるアイテム(NFT)をつくってNFTマーケットプレイスに商品として出品することができます。
またそれらの商品はSANDで取引されるので、売れればSANDを稼ぐことができます。
ディセントラランド(MANA)
通貨(トークン名)MANA
ティッカーシンボル・単位 MANA
現在の価格(2022年1月時点)約349円
時価総額(2022年1月時点)約6,383億円

MANAはDecentralandにおける経済活動の中心となる独自トークンです。
MANAを使ってLANDやアバターの衣服・ユーザーネームといったデジタルアイテムなどをNFT(非代替性トークン)として取引・収益化が可能です。
イーサリアムのブロックチェーンを基盤としています。
多くのメタバースの基盤となっているイーサリアム。メタバース上の経済圏で使用できるSAND、MANA。
メタバース関連でおさえておきたい仮想通貨を紹介しました。どれも少額から投資できる通貨なので、遊ぶお金を少しだけ、こうした投資に回すのも面白いかもしれません。
まとめ
メタバース(仮想空間)は、フェイスブックの「メタ(Meta)」への社名変更が契機になり、仮想通貨市場で注目されるセグメントとなりました。
今後、メタバースの認知が広がればイーサリアム以外にもSAND、MANAといった仮想通貨が日本の取引所に上場し、価格が高騰・安定する可能性は十分あります。
私たちの周りで投資は一般的になってきましたが、日々のニュースや身近な変化から大切なお金を増やす機会を作ることが大切だと思っています。
資産形成を始めたいあなたの参考になれば幸いです。
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